#046

  見るたびに、人は大したモノを造ったものだと思う。全長4km近いこの橋は世界最長の吊り橋であり、対岸に横たわる淡路島がついに「地続き」になった。そしてその下を漁船から大型船まで、大小種々の船が行き交う。見ていて飽きない。

  2月の前半、しばしば「暦の上では春になりましたが・・」と言われる時期。まだ空気は冷たいが、徐々に日が長くなり、光に強さが伴ってくる。傾きかけた初春の太陽は、海峡の水面を照らし、うららかな小春日和を演出する。

 

トップ > 活動写真 > 十年の旅百景 > #046