朝日の差し込む、一面の松林。壮観ではあるが、なぜだか違和感を覚える。
佐賀・唐津湾の海岸に沿って延々と広がる「虹の松原」。唐津線虹ノ松原駅前にまっすぐのびる道路、その脇にすらっとした松の幹が立ち並ぶ。道路と松林の間には低い柵が巡らされているだけだが、入ってゆくのははばかられる雰囲気だ。実際、江戸時代以降今に至るまで、手厚く保護されているとのことで、不規則ではあるが程ほどの間隔を保っているのはそのためか。
違和感の原因は、こんな平面的な場所に、松の木ばかりが並んでいるというところにあるのだろう。しかもそれが、見渡す限り果てしなく続いているように見える。何かミステリアスな空間だ。
