車両紹介 6000系

 

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  記事中の「F」は「編成(Formation)」を指し、当サイトではその編成の西代側先頭車の番号で表記しています。

  編成一覧はこちらをご覧ください。

 概要

  長らく増備されてきた5000系列に代わる新型として2016年にデビューした6000系。1997年に登場した5030系以来19年ぶりの新形式です。

  山陽電鉄お家芸のアルミ合金車体で、まずは3両編成2本が登場。老朽化の進む3000系を置き換えてゆく計画で、3連での普通車運用と、6連での直通特急運用の両方を想定しています。2019年からは4両編成も登場しています。

 6000系

  2000系以来の伝統の無塗装アルミ車体を採用しており、デザインはドアを真っ赤にしたり戸袋部にグラデーションを配したりと、シンプルながらもこれまでより意匠を凝らしたデザインになっています。前面のデザインは5000系の流れをくみつつ、赤い曲線を配したあたりがJR西日本227系と似ています。(6両編成運転時には連結される先頭車間に転落防止幌を取り付ける。)前面表示器には初のカラーLEDを採用。

6000系側面 

アルミの元祖、2000系と並ぶ 

  セミクロスシートを採用した5000系列に対し、6000系の座席はロングシート。3000系時代に戻った感じがしますが、3000系後継の普通車として使用されることや、混雑対処(直通特急用5000系も近年梅田側の車両がロングシート化されている)の点でロングシートが望ましいという判断になったのかもしれません。

  3000系と比べて40%の省エネとなり、騒音の軽減や乗り心地向上などのハード面での改良も施されています。車内にはモニター式の案内表示器を設置。また接続・通過待ちなど長時間停車の際の車内保温のため、ドア開閉スイッチが導入されています。

多言語に対応した車内の案内表示器 

  2016年4月27日から営業運転を開始しました。当初は3両編成でもっぱら阪神・阪急神戸三宮以西での普通として運用されていましたが、2017年9月からは6両編成で直通特急としての運用にも就くようになり、阪神本線全線でその姿が見られるようになりました。

デビュー記念ヘッドマークを掲げて走る 

6両編成で直通特急に 

  2017年にはさらに6編成が投入されて8編成になりました。これに伴い初期アルミ車編成3000F,3002Fをはじめとした3000系の廃車が始まっています。2019年には6008F,6009Fの2編成が投入され、入れ替わりに2000系の流れをくむ3200系の最後の2編成が引退しました。

50年以上の隔たり。3000Fとの新旧顔合わせ 

2019年に投入された2編成が早速直通特急運用に 

  3両編成に加えて、2019年からは4両編成も登場しています。

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